トップ «ラウンド 10: 中村修平 vs 有田隆一 最新 ラウンド 12: 三田村和弥 vs 石村信太郎»

Lord of Magic Championships 2005


ラウンド 11: 樽元気 vs 藤原佑一郎

Written by Yoshiya Shindo

樽は 2000 年の LoM を優勝している、関東方面のプレミア戦線では有名な強豪。一方の藤原に今までのトーナメントの戦線を聞くと「川越のチビドラ(龍王戦は参加者が少ないときに急遽名前が変わるらしい)連覇」という答えが返ってきた。何だかなぁ(苦笑)。まじめな話をすると「 GP 二日目とか日本選手権とか微妙に出てる」そうで。

デッキはけちコンのミラーマッチ。

Game 1

樽元気

藤原先攻。土地が《《沼》》 2 枚しかない初手を悩むがキープ。すると次のドローが《草むした墓/Overgrown Tomb》で事なきを得る。そのまま《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》につなぎ、ここまで《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》しか出していない樽の 2 ターン目のエンドに即生け贄。樽が次のターンに《木霊の手の内/Kodama's Reach》をプレイすると、そのエンドにいよいよ《けちな贈り物/Gifts Ungiven》が飛ぶ。

そして藤原がライブラリーから取り出してきたのは《魂無き蘇生/Soulless Revival》《死の否定/Death Denied》《悪夢の虚空/Nightmare Void》《墓掘り甲のスカラベ/Grave-Shell Scarab》。単なるブロック構築とは一味違うようだ。樽は《墓掘り甲のスカラベ》《悪夢の虚空》を手札に選ぶ。

藤原はもらった《悪夢の虚空》を次のターンにすかさずプレイ。樽の手札は《桜族の長老》《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》《けちな贈り物》となかなか濃厚。藤原は《けちな贈り物》を捨てさせる。

手札を見られた樽は、返しにフルタップで《初めて苦しんだもの、影麻呂》。藤原も《花の神/Hana Kami》でブロック体制。樽の攻撃は当然チャンプして墓地から《魂無き蘇生》を回収してくる。樽は落ち着いて《木霊の手の内》《桜族の長老》とマナを伸ばす。藤原もここはしっかり《木霊の手の内》。樽はエンドに《桜族の長老》を生け贄に捧げて《師範の占い独楽》の光景を新たにする。

樽のターン。《初めて苦しんだもの、影麻呂》が攻撃して藤原残り 14。樽がエンドすると藤原ふたたび《けちな贈り物》《初めて苦しんだもの、影麻呂》《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》《不快な群れ/Sickening Shoal》《ディミーアのドッペルゲンガー/Dimir Doppelganger》から、《夜の星、黒瘴》《初めて苦しんだもの、影麻呂》が手札に入る。

藤原がこの《夜の星、黒瘴》を場に出すと、樽もエンドに《けちな贈り物》。出てきたのは《花の神》《魂無き蘇生》《死の否定》《夜陰明神/Myojin of Night's Reach》で、《花の神》《夜陰明神》が手札に。樽は一度《師範の占い独楽》でトップを見た後で、何となく思い直してもう 1 回見たりする。よくある。

樽は《初めて苦しんだもの、影麻呂》で攻撃し、藤原がこれをスルーして残り 8。樽は 1 マナ残して《夜陰明神》をプレイし、相手のドローを待たずに即起動する。藤原の濃厚な手札が吹っ飛ぶ。

藤原はアップキープに《師範の占い独楽》を回し、いらない土地を上に持ってきて《墓掘り甲のスカラベ》を発掘。《夜の星、黒瘴》で殴って樽の残り 14。《スカラベ》を出してゴー。

樽はかまわず《初めて苦しんだもの、影麻呂》《夜陰明神》で攻撃。藤原は《墓掘り甲のスカラベ》でブロックし、ダメージスタックで《師範の占い独楽》を回して《墓掘り甲のスカラベ》を生け贄に捧げる。残りは 3。

そして藤原のアップキープに樽が動く。《回収/Reclaim》《けちな贈り物》をライブラリートップに戻し、すぐさま《師範の占い独楽》でドローしてさらにこれをプレイ。そして樽がライブラリーから《化膿/Putrefy》《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》あたりのデカブツを見せたところで藤原は投了した。

樽 1 - 0 藤原

Game 2

藤原佑一郎

藤原先攻で、どちらも《師範の占い独楽》からスタート。藤原は 2 ターン目に《桜族の長老》を出し、順調にこれを生け贄に捧げて 3 ターン目に 4 マナをそろえる。

そして藤原の次の一手が《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》。指定は当然《けちな贈り物》。しかし見えたカードに驚く藤原。手札の《けちな贈り物》《木霊の手の内》《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》はまあ当然としても、予想外な一枚が《風見の本殿/Honden of Seeing Winds》。さらにライブラリーを見ると《夜陰の本殿/Honden of Night's Reach》までが出てきた。藤原思わず「黒本殿かぁ……」とうめき声。

樽はサーチカードが消えたのにも動揺せず悠々と《風見の本殿》。コントロール同士の対戦で、このアドバンテージは大きい。

次のターンに樽が《木霊の手の内》をプレイしたエンドに、藤原は《けちな贈り物》で動く。《花の神》《悪夢の虚空》《曇り鏡のメロク》《魂無き蘇生》から《曇り鏡のメロク》《悪夢の虚空》をゲット。さらに樽が出していた《鼠の墓荒らし》《化膿》を叩き込む。

Honden of Seeing Winds

樽も負けじと《桜族の長老》と新たな《鼠の墓荒らし》を並べ、相手の墓地の《花の神》をリムーブしてエンジンを排除する。藤原は次のターンに《頭蓋の摘出》《曇り鏡のメロク》を指定するが、樽の手札は《桜族の長老》《鬼の下僕、墨目》《初めて苦しんだもの、影麻呂》とこれまた濃厚。《風見の本殿》のアドバンテージ差がじわじわ効いている感じだ。

そして《桜族の長老》《鼠の墓荒らし》の攻撃の後に樽が出したのが《夜陰の本殿》

藤原「どこから?」

2 枚ドローは伊達じゃないらしい。

次には手札を捨てられる運命の藤原、最後の抵抗と《曇り鏡のメロク》を送り出す。

樽は慌てず《桜族の長老》《鼠の墓荒らし》で攻撃し、《曇り鏡のメロク》とイリュージョンのブロックを許す。その後《初めて苦しんだもの、影麻呂》を出して即起動し、《曇り鏡のメロク》をなぎ払った後に出てくる《鼠の墓荒らし》

藤原「どこから!?」

いや、3 枚引いてるから、ねぇ。

藤原は《師範の占い独楽》で先を見るが、時間切れのコールと共に投了。

樽 2 - 0 藤原

Winner is 樽元気!

Tags: Report

編集