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Lord of Magic Championships 2005


ラウンド 9: 藤本太一 vs 相澤恵司

Written by Yusuke Yoshikawa

神奈川の藤本と、東京の相澤の対決。

この欄のプレイヤー紹介文にはいつも頭を悩ませているので、何かウリを、と二人に聞いてみた。


「ひとりマジック」(藤本)

「脳内マジック」(相澤)


同じじゃん!

まあ、それは一人でもマジックに取り組むという姿勢の表れということにしよう。

ともあれ、ドラフト 6 連勝がかかる藤本のプレイングに注目だ。

Game 1

相澤恵司

藤本は 2 連続で土地 1 枚の初手を引き当ててしまい、苦い顔。相澤もこれに一度お付き合いし、5 枚 vs 6 枚の開始となった。

双方苦しい立ち上がりだが、《サディストの穴開け魔道士/Sadistic Augermage》を先に出せた藤本に対し、相澤は土地が一瞬 2 枚で止まり先攻を許す形に。

一歩遅れて《幽体の照明灯/Spectral Searchlight》から《モロイ/Moroii》が出てくるが、藤本は悩みながらもこれに《腹わた抜き/Disembowel》。攻撃を続行する。しかし続いて出てきた《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》には手を止めて、2 体目の《サディストの穴開け魔道士》を出す。

ようやく回復気味の相澤は、《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》に続き《幻の漂い/Drift of Phantasms》を出して、守りを固める。

これに対し藤本は《サディストの穴開け魔道士》 2 体で攻撃。この一方が《幻の漂い》と交換になる(《ディミーア家の護衛》の再生コスト)。

相澤は《不死の断片/Strands of Undeath》で守りを強化するとともに藤本の《叫び回るバンシー/Keening Banshee》《よじれた正義/Twisted Justice》を奪い取り、兵糧攻めといった風情だ。

手詰まり感の出てきた藤本は、それを打開しようとするように、《ヴィダルケンの放逐者/Vedalken Dismisser》で力強く攻撃。これは《土を形作る者/Terraformer》と相打ちになる。そして後続が……ない。

序盤苦しかった相澤だが、ここにきて復活の気配。《モロイ》《屋根伝いのワイト/Roofstalker Wight》と並べて反撃開始だ。

藤本も《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》で押しとどめようとするが、完全に復活した相澤の《ヴィダルケンの放逐者》《現実からの剥離/Peel from Reality》でそれを拒否され、勢いよくカードを片付ける羽目になった。

藤本 0 - 1 相澤

Game 2

藤本太一

今回は双方順調な立ち上がり。

藤本の《サディストの穴開け魔道士》に対し、静かに《幻の漂い》で応える相澤。だが、続いて出てきた《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》には、「緑入ってるの?そんなの聞いてないよ」と感想を。この後双方に《幻の漂い》が配備される展開。試合はスローダウンしていくかと思われた。

しかし、相澤は《幻の漂い》にブロックされた《屋根伝いのワイト》《空想の飛行/Flight of Fancy》つき)に《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon》をプレイし、道を切り開く。藤本もそれに応えるように《よじれた正義》を放ち、《幻の漂い》のせいでカードが引けないものの、攻撃できる状況を作って殴る。

戦いのテンポは、逆にどんどん上がっていく。

藤本側には追加された《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》がいる。だが、かと思えば相澤側にも同じものが現れる。ここも互角。

一進一退の攻防だが、相澤が《ヴィダルケンの放逐者》《現実からの剥離》でアドバンテージを取り始めた分有利になっていく。1/4 もここではあまり光を放たない。相澤は《噛みつきドレイク/Snapping Drake》で厚みを加える。

その《噛みつきドレイク》に向けて《叫び回るバンシー》の矢が飛ぶが、相澤は冷静に 3 枚目の《現実からの剥離》でこれをかわす。

攻める。守る。受ける。かわす。

そして《噛みつきドレイク》が再登場し、ついに攻撃を開始。それまで《ディミーアの浸透者》がわずかに削るのみで、ほとんど動きのなかった藤本のライフが、急激に減っていく。

藤本は《ヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancer》で自らのライブラリを削り、《臭い草のインプ》を探すことに活路を求めるが、トップが《腹わた抜き》だったり、ことごとく有効なスペルで、ツキのなさを感じさせる。

最後のドローも《ゴルゴンの凝視》では、さしもの藤本も手札を公開して投了とするしかなかった。

その瞬間、相澤は

「よっし、勝った!」

藤本 0 - 2 相澤


フィーチャーマッチ初勝利! と喜ぶ相澤。ここまで 1 分け以外は全敗だったというから、喜びもひとしおなのだろう、本当に嬉しそうな表情が印象的だった。

なんでも、その理論は今年度日本代表の三原仕込みだとか。

彼は、ここから Top 8 に向けて走り出すことができるだろうか。

Keiji “AKKA” Aizawa wins!

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