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Lord of Magic Championships 2005


ラウンド 7: 射場本正巳 vs 大塚高太郎

Written by Yoshiya Shindo

今や押しも押されもせぬレベル 4 魔法使いの射場本と、かつての日本チャンプの大塚の対戦。もっとも大規模イベントで当たるのはこれが初めてだそう。

射場本「 KTO (大塚)がチャンピオンになったのって、俺がホビージャパンを辞めて、ちょうど認定戦に出られなかったときだったんだよね」

デッキは、ボロス軍(射場本)対タッチ黒のセレズニア議事会(大塚)。

Game 1

射場本正巳

大塚が《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》経由で 2 ターン目に出した《黄昏の群れ操り/Twilight Drover》のテキストをしげしげと眺める射場本。「それ、せっこいねぇ」とか言いながら、自分《売剣の粗暴者/Sell-Sword Brute》《感電の弧炎/Galvanic Arc》をつけながら即焼き払い、そのまま攻勢に出る。さらに次のターンには戦線に《狩り立てられたラマスー/Hunted Lammasu》という強烈な爆弾を投入していく。

大塚はちょっと悩みつつ、《深き闇のエルフ》からのダメージを受けながら《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》で地上のダメージレースに持ち込もうとする。

しかし射場本は我関せずとばかりに《狩り立てられたラマスー》が攻撃して大塚残り 9 ライフ。さらに《ゴルガリの腐れワーム》《信仰の足枷/Faith's Fetters》で大塚にレースをさせない。

大塚は土地を出し、自分のクリーチャーを数えてから《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》を出してエンドする。射場本はさらに《狩り立てられたラマスー》で攻撃して大塚残り 4。《ゴブリンの洞窟探検家/Goblin Spelunkers》を戦線に加えると、射場本のエンドに大塚が X = 4 の《召喚の調べ/Chord of Calling》から《砂蒔き/Sandsower》を持ってきて、さらに自分のターンに招集から《ヴィトゥ=ガジーの守護者/Guardian of Vitu-Ghazi》でガッチリ。

そして射場本のターンに《砂蒔き》《狩り立てられたラマスー》をタップして一安心。

と思いきや、射場本の手札から《正義の再興/Rally the Righteous》がこんにちわ。

射場本 1 - 0 大塚

大塚はダメージレースを粘るための《ドライアドの愛撫/Dryad's Caress》を投入し、さらに土地比率を調整する。射場本は《袋叩き/Dogpile》 2 枚を見て悩むが結局入れず。

Game 2

大塚高太郎

大塚は 1 ターン目《深き闇のエルフ》、2 ターン目《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》とトークン量産体制。さらに《介護人/Caregiver》が出てきて守りも万全。一方の射場本は 2 ターン目に《ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage》が出たっきり。4 ターン目に大塚が《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》を出してガッチリ感を増せば、射場本も軸をずらして《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》。大塚はコツコツトークンをためて行く。

大塚は返しでトークンの援護を借りて《ヴィトゥ=ガジーの守護者》を出すが、射場本はかまわず上空から《金切り声のグリフィン》で攻撃し、さらにもう 1 機《金切り声のグリフィン》を追加する。大塚が《ヴィトゥ=ガジーの守護者》で殴ってライフは 15 点ずつのイーブンに。

射場本は《金切り声のグリフィン》 2 体で攻撃し、これを《正義の再興》でパンプする。大塚残りライフ 7。この時点で射場本の手札にはもう 1 枚の《正義の再興》があり、次が通れば勝ちになる。

はずだった。が、エンドに大塚が X = 6 の《召喚の調べ》から持ってきたのが《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》! 全軍をパンプする白の能力は、トークンの並んだ大塚にはあまりにも強烈だった。

次に全軍で攻撃を仕掛けた大塚の攻撃から生き残るには、射場本は《金切り声のグリフィン》を 1 機犠牲にしなければいけなくなってしまう。計画が壊滅した上に、次の攻勢を止める手段も引けなかった射場本は投了するしかなかった。

射場本 1 - 1 大塚

Game 3

射場本先攻で《激情のゴブリン/Frenzied Goblin》スタート。大塚は《セレズニアの印鑑》から 3 ターン目に《大いなる苔犬/Greater Mossdog》を呼ぶが、《激情のゴブリン》の能力でブロックを禁止してかまわず攻撃に出て、さらに《戦松明のゴブリン/War-Torch Goblin》を追加する射場本。

その返しで、大塚は《深き闇のエルフ》から、さらに召集で《種のばら撒き/Scatter the Seeds》をするが、これは射場本の《浄化の光線/Cleansing Beam》を浴びて《大いなる苔犬》残して一掃される。射場本さらに攻撃して大塚残り 16 ライフ。

大塚は《砂蒔き》を呼んで防御を固める方向にしてゴー。射場本は《戦松明のゴブリン》で攻撃し、これはダメージスタックで《大いなる苔犬》と相打ちになる。

ブロッカーの足りない大塚は《大いなる苔犬》を発掘するが、墓地に落ちたのが《報いの時/Hour of Reckoning》で、かなりがっかりする大塚。しかもその返しで射場本から出てきたのが《炎まといの天使/Firemane Angel》! 何と悪いタイミングか。

こうなると射場本はもうイケイケ。《炎まといの天使》で攻撃して戦線に《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》を追加する、相手が《介護人》を出しつつ《砂蒔き》《炎まといの天使》をタップしてくれば、タップでブロッカーのいなくなった戦場を《ヴィーアシーノの牙尾》が走る。

大塚はタッパーのタネ兼ブロッカーで、《砂蒔き》《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》でトークンをゲット。

攻める射場本は《ボロスのギルド魔道士》を出し、自分に速攻をつけると攻撃宣言。《砂蒔き》を使うとブロッカーの減る大塚は何もタップせず OK。この時点で残りマナの関係で、《ボロスのギルド魔道士》の先制攻撃は 1 回、《介護人》は 2 回使える。射場本は悩んだが全軍で攻撃し、《大いなる苔犬》《激情のゴブリン》でブロック禁止。大塚も長考に沈むが。《砂蒔き》《激情のゴブリン》を、苗木トークンで《ヴィーアシーノの牙尾》をブロックし、《炎まといの天使》《航海者の杖/Voyager Staff》で 1 回あっちに追いやり、さらにダメージスタックで X = 2 の《召喚の調べ》《セレズニアの福音者》を持ってくる。残りライフは 4。

Guardian of Vitu-Ghazi

自分のターンに何もしなかった大塚を、さらに射場本が攻める。《金切り声のグリフィン》を出して《ボロスのギルド魔道士》で速攻をつけて攻撃宣言。大塚が《炎まといの天使》をタップすると、《ヴィーアシーノの牙尾》を残して総攻撃。

しかし大塚もただ何もしなかったわけではない。自分の《鉄の樹の拳》《火花の結実/Seed Spark》を飛ばしてトークンを出すと、《ボロスのギルド魔道士》《大いなる苔犬》《売剣の粗暴者》を苗木トークンでブロックし、ダメージスタックで《ヴィーアシーノの牙尾》をタップ。スタックして《介護人》にダメージを飛ばすも、これはトークンを 1 個生け贄に捧げて軽減。

次のターン、大塚は長考に沈むが、数を頼りに《オーラ掠りの魔道士/Auratouched Mage》から《鉄の樹の拳》を持ってきてトークンを追加する。

ふたたび射場本が攻撃宣言。《炎まといの天使》《金切り声のグリフィン》はタップされるが、大塚がマナを使い切ってしまったために、《介護人》に対する《ヴィーアシーノの牙尾》の 1 点が止められず死亡。堤防の一角が決壊しかけている。

大塚は自分のターンに、土地とトークンを合わせて 8 つタップしようとするが、思い直してそのままゴー。

射場本はその動作をいささか怪しみながらも攻撃宣言。大塚は当然天使とグリフィンをタップしてくるが、残ったブロッカーの数とライフ(大塚残り 2 )を確認して全軍攻撃。実は大塚には何も無く、そのまま投了。

射場本「《ヴィトゥ=ガジーの守護者》あるよね? 『これが一流のブラフかー!』とか思ったよ」

射場本 2 - 1 大塚

Final Result : Winner is 射場本!

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