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Lord of Magic Championships 2005


ラウンド 6: 八十岡翔太 vs 栗原伸豪

Written by Yoshiya Shindo

第 1 ドラフトをきっちり 2 - 0 してきて、フィーチャーテーブルで雌雄を決する二人が登場。

八十岡は天下の「ヤソコン」のデザイナーとして日本中に知られる人物であるが、意外とプレミア上位とは縁が遠く、歴代の好成績を聞いてみたら「おととしの LoM で準優勝」とのこと。それはそれか。

一方の栗原は、先日の PT ロンドンでマネーフィニッシュをきっちり決めている強豪プレイヤー。テーブルの位置はきっちり対面で、デッキも青黒緑と似たような構成。さあ、いざ勝負。

Game 1

八十岡翔太

後攻栗原はマリガンスタートで、引き直した手札も青いカードだらけに《森》が 2 枚と噛み合わない。が、マリガンのリスクを考えてかこのままゴー。まあ、きっちり《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》を引いたから問題なし。

八十岡が 3 ターン目に《屋根伝いのワイト/Roofstalker Wight》を出したのがファーストアクション。対する栗原も《テラリオン/Terrarion》から Blue ManaBlue Mana《強迫的な研究/Compulsive Research》と一気にライブラリーを掘り進める。

八十岡は《屋根伝いのワイト》で攻撃し、さらに《隠れ潜む密通者/Lurking Informant》《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》をつけてトークンを並べる。一方の栗原は《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を出すと、さらに相手の《隠れ潜む密通者》《立ち退きの印/Mark of Eviction》。八十岡は順調に《屋根伝いのワイト》で殴り続け、さらに《護民官の道探し/Civic Wayfinder》で自分の土地を確保する。

そして栗原のアップキープ。《立ち退きの印》《護民官の道探し》を戻すときに、八十岡が《鉄の樹の拳》を戻すのを見て、


栗原「え、それ戻るの?」

八十岡「戻るよ。ラッキー」


テンポはともかくアドバンテージ的には丸損の栗原。それでも《噛みつきドレイク/Snapping Drake》を出して攻撃の弾を揃えていく。

しかし八十岡も手を緩めない。《護民官の道探し》で攻撃後に《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》。このサイズは馬鹿にならない上に、相手の手札には先程戻した《鉄の樹の拳》がある。すっかり噛み合われてしまった栗原が顔をしかめる。

栗原はとりあえず《噛みつきドレイク》で殴り、ブロッカーに《潮水の下僕/Tidewater Minion》を準備。

それでもかまわず八十岡は《ゴルガリの腐れワーム》《鉄の樹の拳》をつけて殴りかかる。当然《潮水の下僕》で相打ちを取りに来るが、八十岡の手札からは狙い済ました《暗黒破/Darkblast》! 一方的にクリーチャーを殺された上にトランプルダメージとまさに泣き面に蜂。八十岡は傘にかかるように、《強迫的な研究》で一気にデッキを掘る。

必死で耐える栗原は《ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage》を出し、さらに相手の《隠れ潜む密通者》《立ち退きの印》。これで何とか。

八十岡、セット森から《戦利品狩り/Trophy Hunter》。栗原戦意喪失。

八十岡 1 - 0 栗原

Game 2

栗原伸豪

栗原先攻で 2 ターン目に《ディミーアのギルド魔道士》、返す八十岡も《光と成す者/Transluminant》と順調な立ち上がり。栗原は《護民官の道探し》から沼を探し、さらにこれを相手の《光と成す者》と相打ちに取る。負けじと八十岡も《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》経由で《隠れ潜む密通者》。まさに意地の張り合い。

栗原が《強迫的な研究》でライブラリーを進めれば、八十岡は《屋根伝いのワイト》で攻撃態勢。栗原はそれを《臭い草のインプ》《隠れ潜む密通者》で受けて立つ。

体勢が整ったところで《臭い草のインプ》で攻勢に出る栗原、しかし返しで八十岡の場に登場したクリーチャーが強烈だった。

《死足虫/Mortipede》《戦利品狩り》! 思わずため息をつく栗原。

このままでは押し切られる栗原は、引いてきた《交錯の混乱/Muddle the Mixture》《最後の喘ぎ/Last Gasp》に変成し、これで《死足虫》を殺しつつ、場に《森の悪霊の堕落者/Woodwraith Corrupter》を追加投入。

八十岡は《戦利品狩り》で殴りかかり、さらに相手の《ディミーアのギルド魔道士》《夜の飾り紐/Ribbons of Night》、自分の《戦利品狩り》《鉄の樹の拳》とやりたい放題。栗原も自分のデッキを《隠れ潜む密通者》で見るが、本来なら嬉しい《噛みつきドレイク》《戦利品狩り》の前では役立たずで、そのまま墓地に直行する。


栗原「 2/3 強すぎ! こっち除去るんだったよ!」


栗原は《隠れ潜む密通者》《立ち退きの印》するが、八十岡はさらに《ゴルガリの腐れワーム》で行け行けどんどん。手札に戻されることになった《隠れ潜む密通者》は、相手のライブラリートップを見てそのままキープに。栗原が怪しみながら引いてみるとこれが《護民官の道探し》


八十岡「普通だよ」

栗原「普通すぎて腹立つよね」


このままではジリ貧の栗原は、デッキを圧縮するべく《立ち退きの印》を自分の《護民官の道探し》に。しかしエンドで《臭い草のインプ》は哀れ《戦利品狩り》の矢の露に消える。

そして、膠着した地上戦線を尻目に、《戦利品狩り》が開けてくれた空を八十岡の《屋根伝いのワイト》が駆け始めた。さらにクリーチャーをどんどん追加し、相手のライブラリーを《隠れ潜む密通者》で見てはクリーチャーを捨てていく。そして、はたと気付く栗原。


栗原「ライブラリアウトで負けんじゃん!」


局後の感想戦―――――


八十岡「なんで《森の悪霊の堕落者》の能力使わなかったの?」

栗原「え?」

八十岡「その効果、ターン終了時に終わらないんだよ」

栗原「嘘! それなら勝ってるじゃん! 教えろよ!」

八十岡「教えねえよ!」


そりゃ、教えたら負けるしねぇ。


八十岡 2 - 0 栗原

Winner is 八十岡翔太!

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