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Lord of Magic Championships 2005


ラウンド 2: 志村一郎 vs 鍛冶友浩

Written by Satoshi Miyamoto

プロの選択

この新環境で、あのプロはどういうデッキを選択したのだろうか?

志村一郎

Case 志村一郎

新鋭であり今回の巨大勢力でもある赤白ウィニーを選択


鍛冶友浩

Case 鍛冶友浩

神河ブロック構築では最強であったけちコンを選択

神河ブロック構築の時は白ウィニーはちょっとかわいそうなことになっていたのだが、ラヴニカが入ることでどこまで変わるのだろうか?


Game 1

ダイスロールに勝った志村が先行。

志村が《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》をプレイし、このゲームの封を切る。鍛冶は《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》で返し、志村は勇丸で攻撃を開始。《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter》を戦線に加えて序盤の展開としてはかなりの動きを見せる。

ここで鍛冶は少考。《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》を置き《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》をプレイした。

志村は《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》を追加するが、《十手》がオイタをする前に《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》でリセットされる。すぐに後続として《レオニンの空狩人》を戦線に加えるが、鍛冶は黙って《独楽》を回す。

先ほど召還した《空狩人》に《十手》を持たせて攻撃させる志村。無事に戦闘が終了したものの、志村の悩みは尽きない。鍛冶の場には青マナを含む 4 マナがアンタップ状態。ライフは 12、手札は 4。今にも《けち》を撃ちますよ、というわけだ。

そしてしばらく計算をしていた志村は《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》を置いてターン終了を宣言。そして鍛冶は《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をキャストした。


《化膿/Putrefy》

《摩滅/Wear Away》

《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》

《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》


この 4 枚を提示した。志村は《化膿》《摩滅》を墓地を送ることを選んび、鍛冶は自らのターンで 2 枚の《木霊の手の内/Kodama's Reach》をプレイし、さらなる準備を整えた。

ここで、志村が動く。

鍛冶のターン終了時に《稲妻のらせん/Lightning Helix》で 3 点。続く自分のターンに《レオニンの空狩人》で攻撃し、十手でパンプして 6 点。そして《黒焦げ/Char》を撃ちこみ 4 点。

見事に、鍛冶の残りライフを全て削り切って見せた。

鍛冶 0 - 1 志村

Game 2

先攻を選んだ鍛冶は《師範の占い独楽》から《桜族の長老》。そして《木霊の手の内》と好調なスタート。一方の志村は《レオニンの空狩人》、続けて《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》を戦線に加え攻撃開始する。

が、続く鍛冶のターン。志村の行く手に颯爽と《曇り鏡のメロク》が出現することになる。

志村は《十手》をプレイし、まだまだ攻め立てるが《御霊の復讐》をコストにした《不快な群れ/Sickening Shoal》 X = 2 で軽くいなされてしまう。だが、これに挫けず、続けて《空騎士の軍団兵》をプレイし、《十手》を装備させ攻撃。これで《メロク》を撃墜することに成功する。

鍛冶も黙って《メロク》が落ちるのを見ているわけではない。《けちな贈り物》をキャスト。

今回提示するのは、


《花の神/Hana Kami》

《崩老卑の囁き/Horobi's Whisper》

《魂無き蘇生/Soulless Revival》

《死の否定/Death Denied》


これにより《崩老卑の囁き》《魂無き蘇生/Soulless Revival》をハンドに加えることになる。そしてすばやく《魂無き蘇生》《花の神》を回収しプレイする。

志村は《名誉の手/Hand of Honor》《陽光尾の鷹/Suntail Hawk》と戦線に加え、《十手》を《名誉の手》に装備させる。

鍛冶は《花の神》エンジンを使い、《死の否定》を回収、X = 2 で《花の神》《曇り鏡のメロク》を回収し、《メロク》を場に送り出す。

志村は《名誉の手》で攻撃を開始するが《梅澤の十手》《化膿》で破壊されてしまう。2 枚目の《十手》をプレイするも《忌まわしい笑い》で一掃されてしまう。

そして《メロク》が登場。ハンド差はすでに圧倒的となっている。

ここでちょうど残り時間 20 分のアナウンスが流れた。それを聞いた志村は時間を確認し、投了を宣言した。

鍛冶 1 - 1 志村

Game 3

先行を宣言した志村。よほど悩ましい手なのだろう。しばらく手札と睨めっこをすることになる、しばらく後に志村の目に光が宿る。そして意を決したかのように前を向き「Go !」と宣言した。

《戦場の鍛冶場》から《陽光尾の鷹》をプレイ。

しかしここから、しばらく土地との縁がなくなってしまう志村。なら相手の土地も伸びなければよいのだ。《真髄の針/Pithing Needle》《桜族の長老》を宣言。

次もまた土地を引けなかった志村だが、ふたたび《真髄の針》をプレイし今度は《師範の占い独楽》を宣言。

3 回目のドローでようやく《平地/Plains》を引いた志村は《梅澤の十手》をプレイした。

土地が引けずに困っている志村とは逆にマナしかない鍛冶。《針》で《師範の占い独楽》を指定されてしまったのが痛い。


1 枚目の《木霊の手の内》をプレイ。

2 枚目の《木霊の手の内》には《活力の波動/Vital Surge》を連携。

3 枚目の《木霊の手の内》には 2 枚の《活力の波動》を連携。


と、マナとライフはじゅうぶん確保できているのが救いではあるが。

土地を引き始め、遅れながらも動き始めた志村に対し、鍛冶は《忌まわしい笑い》で一掃を試みる。そしてもちろん 2 枚の《活力の波動》を連携しつつ、だ。そして《曇り鏡のメロク》をプレイする。

Vital Surge

だが、今回は《十手》に対する回答を引いてこれないため、たった 1 体の《陽光尾の鷹》がじゅうぶんな脅威に。4 枚土地を戻し、4 体のトークンを生み《十手》を、もとい《陽光尾の鷹》を除去。

次がすぐに来るのではあるが、鍛冶は《花の神》をプレイして《忌まわしい笑い》を回収。ふたたび後続のクリーチャーを《忌まわしい笑い》で一掃しもちろん《活力の波動》を連携し 6 点ライフゲイン。

かなりの勢いでライフゲインはしているのだが、それを気にも留めずに《十手》が唸りを上げる。

《花の神》《曇り鏡のメロク》《死の否定》で回収しついでにまた 6 点ゲイン。そして、ふたたび現れた《メロク》を《黒焦げ》で撃墜したところで試合時間終了となった。

鍛冶の手札には 2 枚の《活力の波動》があるわけで、ライフは 8 のように見えて、実際にはまだまだ遠い。

この勝負、追加の 5 ターン程度では終わるわけもなく、ドローとなった。

最後のターンの鍛冶のドローで場はひっくり返ることになったと追記しておく。どちらにせよ勝負が決まるには時間が足りなかったわけだが。

言い換えれば、鍛冶の推察力が光ったゲームであった。つまり《活力の波動》の登用が、勝ちにも等しい引き分けを持ち込んだと言って良いだろう。

Final Result : Draw

Tags: Report

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